パスポートの更新と切替申請は違う?オンライン申請も整理

パスポートを手に申請方法を考える人のイメージ 暮らし・サービス

パスポートの「更新」は普段の会話で使う呼び方で、有効なパスポートを新しいものへ替える手続きが「切替申請」です。
「更新」と「切替」がまったく別の二つの作業として並んでいるわけではありません。
期限が切れた場合は、新規申請として扱われます。

たとえば、今持っているパスポートの期限が残り8か月になり、新しいものを申請する場面です。
友人には「パスポートを更新する」と伝えても、申請案内では「切替申請」の項目を確認します。
日常の言い方と、窓口やオンライン画面の手続き名を結び付けると、自分に合う案内を探しやすくなります。

更新は日常の呼び方、切替申請は手続きの名前

パスポートを手に申請書類を確認する人のイメージ
本文の場面を表すイメージです。実際の操作画面を示す画像ではありません。

パスポートは、海外で日本国籍や身分を示す証明書です。
有効期限を迎える前に新しい旅券を作る場合も、現在の冊子へ期限を上書きするのではなく、新しいパスポートを発給する手続きを行います。
そのため、切替後には旅券番号なども変わります。

現在の状態 確認する手続き 考え方
有効な旅券があり、残りが1年未満などの条件を満たす 切替申請 有効な旅券を新しい旅券へ替える
有効期限が切れた・初めて取得する 新規申請 新たに旅券の発給を受ける
氏名などが変わった・査証欄の余白が少ない 切替や残存有効期間同一旅券の条件を確認 変更内容や残す期限によって選ぶ

表は、手続き名を探すための目安です。
紛失・盗難など、旅券そのものを手元で確認できない場合には、届出を含む別の案内があります。
「更新したい」という言葉だけで選ぶより、今持っている旅券の状態を起点に確認します。

残り8か月の例では、有効期限と渡航条件を分けて見る

通常の切替申請の対象として、外務省は残りの有効期間が1年未満になった人などを案内しています。
残り8か月の例は、この条件に当てはまります。
査証欄の余白が少ない場合など、残り期間以外の理由で確認する手続きもあります。

ここでいう有効期間は、パスポート自体を使える期間です。
一方、渡航先が入国に求める残りの期間は、国や地域、入国条件などによって変わります。
出発日に期限内であることに加えて、渡航先の条件も確認します。

たとえば、旅券に残り8か月と書かれていても、旅行の日程や渡航先によって、今準備すべきことは変わります。
どこへ、いつからいつまで行くのかを決めて、渡航先の公的な案内や利用する航空会社の確認事項と照合します。
すべての国へ一律に「6か月あればよい」とする説明では、個別の条件を確認できません。

申請の所要日数も旅行の予定と分けて確保します。
2025年旅券は国立印刷局で作成して配送されるため、外務省の案内では国内の申請から交付まで2週間程度が目安です。
実際の日程は申請窓口や審査内容で変わるため、受取予定日を申請先で確認します。

新しい期限と、残った期限を保つ手続きは違う

通常の切替で新しい有効期間の旅券を取得する場合、旧旅券に残っていた期間を、新しい旅券へ足す仕組みではありません。
たとえば残り8か月の旅券を切り替えても、その8か月を新しい期間へ上乗せする計算にはなりません。

一方、残存有効期間同一旅券は、現在の旅券と有効期限が同じ新しい旅券です。
氏名などの変更や査証欄の余白不足といった対象条件で選べます。
新しい冊子を作る点は共通でも、いつまで使えるかという考え方が違います。

2026年7月1日以降、通常の旅券は18歳以上が10年、18歳未満が5年の申請対象です。
18歳以上では残存有効期間同一旅券という選択肢もあります。
制度変更前に取得した有効な5年旅券は、その後も期限内は使えます。
手元の旅券の年数と、これから申請できる旅券の区分を分けて確認しましょう。

氏名や本籍の都道府県など、記載事項に変更がある場面では、その内容に対応する申請が必要です。
残りの期間、変更した事項、今後の渡航予定を整理すると、新しい有効期間を取るか、現在の期限と同じ旅券を取るかを比較できます。
必要書類は変更内容と申請方法で確認します。

オンライン申請は、申請を送る方法の違い

切替申請という言葉は、手続きの種類を表します。
オンラインか窓口かは、その申請をどう提出するかという方法です。
「オンライン申請」と「切替申請」を別の選択肢として横に並べるより、「切替申請をオンラインで行う」と組み合わせて理解できます。

2025年3月24日以降、国内の全都道府県で、新規・切替のオンライン申請が案内されています。
国内ではマイナポータルを使い、マイナンバーカードと対応するスマートフォンなどを用意して進めます。
電子証明書や暗証番号、カードを読み取る端末の準備も、申請を始める前に確認する内容です。

オンラインでは顔写真や署名などの情報を画面の案内に沿って提出します。
現在の旅券を読み取る作業など、手元のものを使う工程もあります。
旅券に内蔵されたICやカードの情報を端末で読み取ることと、本人が写真や必要事項を入力することを、順番に進めます。

窓口の申請では、申請書、写真、有効なパスポートなどを用意します。
通常の切替と、記載事項に変更がある場合では、戸籍関係の書類の扱いも変わります。
必要な一式は申請先と申請区分の案内を使って確認します。
古い手続き例の書類を、そのまま今回の必須一式として使わないことがポイントです。

オンラインで送っても、受け取りは本人が窓口へ行く

国内のオンライン申請は、申請の提出をオンラインで行い、できあがったパスポートは本人が窓口で受け取る流れです。
申請に必要な情報を送ることと、旅券という実物を受け取ることは別の段階です。

残り8か月の例なら、マイナポータルで申請したあとも、審査状況や補正の依頼を確認し、案内された窓口で新しい旅券を受け取ります。
提出した時点で直ちに新しい旅券が発行済みになるわけではなく、写真などの修正を求められる場合もあります。

受取窓口は申請時に確認します。
外務省は、申請後に受取窓口を変更できないと案内しています。
仕事や旅行の予定に合わせ、本人が行ける場所を選ぶことが実用的な判断点です。
受け取りに必要な旧旅券なども、完了案内に従って用意します。

手数料は年齢、申請区分、オンライン・窓口などの条件と、その時点の制度に合わせて確認します。
この記事では金額だけを切り離した比較をせず、申請先の最新の料金表で、自分の区分を選ぶ方法を基本にします。

切替後は、新しい旅券番号で登録を確認する

新しいパスポートを受け取ると、旅券番号は新しいものになります。
航空券の予約や渡航申請などに旧番号を登録していた場合は、それぞれの変更方法を確認します。
名前や有効期限なども、新しい旅券の記載に合わせて見直します。

古い旅券に有効なビザがある場合は、発給国・地域の取り扱いを確認します。
新しい旅券へ自動で移るものとして扱わず、旧旅券の携行や別の手続きが必要かを、該当する案内で確かめます。

旧パスポートには、申請・受け取りやビザの確認に使う情報があります。
必要な手続きが済む前に、自分で処分しないでください。
期限が切れた旅券を持っている場合も、申請先の案内に従って用意します。

まとめ

日常の「パスポート更新」に対応する代表的な手続きが、有効な旅券を新しくする切替申請です。
期限切れは新規申請、記載事項の変更などはその内容に合う区分を確認します。

手続きの種類を決めたあと、オンラインか窓口かという提出方法を選びます。
現在の期限、渡航先の条件、受取予定日、新しい旅券番号を順に確認すると、言葉の違いと実際の準備がつながります。

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参考資料

情報確認日:2026年10月15日。
国内申請を中心に説明しています。