定額小為替と普通為替はどちら?金額・枚数・料金の違い

色の違う紙を手に、支払い方法を考える人のイメージ 暮らし・サービス

郵送で証明書を頼もうとして「定額小為替を同封」と言われたら、同じ金額の普通為替でもよいのか迷います。

定額小為替は、あらかじめ決まった12種類の額面を選ぶ証書。
普通為替は、1枚10万円以下で送る金額を指定して発行する証書です。

どちらも、窓口でお金を証書に換えて相手へ送り、相手がその証書と引き換えに現金を受け取る仕組みです。

提出先の指定を確認し、必要な額面と枚数を決めてから、発行料金を足すと選びやすくなります。
料金が安い方を自由に使えるかも、先に提出先へ確認します。

金額と料金は、どこが違う?

比較する点定額小為替普通為替
金額の決め方決まった12金種から選ぶ希望額を指定。1枚10万円以下
1枚の発行料金どの額面も200円5万円未満550円、5万円以上770円
有効期間どちらも発行日から6か月
2026年10月17日確認・発行料金は税込

証書に書かれた金額を額面といいます。
例えば300円の定額小為替なら、相手が受け取るための額面は300円、発行料金は別に200円なので、購入時には合計500円を用意します。

相手には証書の額面が渡り、発行料金は購入する人が別に負担します。
購入に必要な金額と、相手へ送る金額を分けて計算すると間違いを防げます。
郵送するための切手代なども別に必要です。

定額小為替は12金種。必要額を何枚で作れる?

用意されている額面は、50・100・150・200・250・300・350・400・450・500・750・1,000円の12種類です。
額面を自由に書き換える方式ではなく、必要な金種を組み合わせます。

650円なら500円と150円、900円なら750円と150円、1,200円なら1,000円と200円など、いずれも2枚で作れます。
同じ650円でも300円を2枚と50円を1枚にすると3枚になり、発行料金が増えます。

定額小為替の発行料金は枚数ごとなので、2枚なら400円、3枚なら600円です。
まず少ない枚数で必要額を作れるかを考え、その合計額を確認します。

一方、620円や1,230円など、50円単位でない金額は、この12金種の組み合わせでは作れません。
提出先の指定額を丸めず、使える支払い方法を確認します。
普通為替なら、その金額を指定できます。

3枚以上なら普通為替が安い?具体的に比べる

提出先が両方を受け付ける場合は、発行料金を比較できます。
5万円未満の金額を普通為替1枚で用意する料金は550円です。

送る金額定額小為替の例・発行料金普通為替の発行料金
1,200円1,000円+200円の2枚:400円1枚:550円
1,650円1,000円+500円+150円の3枚:600円1枚:550円
2,350円1,000円+1,000円+350円の3枚:600円1枚:550円
送る金額と発行料金の比較例

1,200円を送る例では、定額小為替は額面1,200円+料金400円で1,600円。
普通為替は1,200円+550円で1,750円です。
1,650円なら、定額小為替は2,250円、普通為替は2,200円になり、普通為替の方が50円少なく済みます。

この比較が使えるのは、同じ送金額で、両方の種類を受け付けてもらえるときです。
自治体などが定額小為替を指定していれば、その指定に合わせます。

普通為替は、5万円ちょうどから1枚770円です。
10万円を超える額は複数枚に分け、それぞれの額面に応じた料金を足します。
例えば15万円を10万円と5万円の2枚にするなら、料金は770円×2枚で1,540円、額面との合計は151,540円です。

カウンターで書類を受け渡す人のイメージ
為替は取扱いのある貯金窓口で申し込みます。写真は窓口のイメージで、実在する郵便局や為替証書の様式を示すものではありません。

買う場所は貯金窓口。用意するものは?

購入するのは、取扱いのある郵便局またはゆうちょ銀行の貯金窓口です。
郵便物の窓口やATMとは受付が違います。
郵便局が開いている時間と貯金窓口の時間も異なるため、利用する店舗の取扱いと営業時間を確認して出かけます。

初めて用意する場合は、額面と発行料金を合計した現金、提出先の案内、本人確認書類を持参すると確認しやすくなります。
口座を持っていることは購入の前提ではありません。
窓口の所定の請求書に、必要額などを記入して申し込みます。

受け取ったら、種類、額面の合計、枚数、発行日を確認します。
一緒に渡される為替金受領証書は、紛失時などの請求に使う控えです。
相手へ送る為替証書と分けて保管し、購入日・金額・窓口も分かるようにしておきます。

受取人欄は書く?郵送前に見るところ

ゆうちょ銀行の通常の案内では、送る人が所定の受取人欄へ相手の名前を記入します。
一方、自治体への郵送請求では、欄を空けて送る指定があります。
どちらの場面の説明かを分けて読みます。

例えば横浜市の不在住証明書の郵送請求では、定額小為替・普通為替の指定受取人欄を空欄にし、手数料と同額で、残りの有効期間が1週間程度あるものを送る案内です。
別の手続きにも同じ記入方法・残存期間を当てはめず、今回の請求案内を確認します。

記入の指示が分からないときは、書き始める前に提出先へ確認します。
書き損じた場合も、修正液などで自己流に直さず、証書と受領証をそろえて貯金窓口へ相談します。
氏名の訂正など、必要な対応は記入した内容で変わります。

封をする前に、必要な証明書の種類・通数と手数料、同封する証書の額面と枚数、記入方法を照合します。
申請書、本人確認書類の写し、返信用封筒なども、提出先の一覧と一緒に確認します。
証書は購入時の状態で扱い、手元の受領証まで同封しないようにします。

郵送方法も提出先の指定に合わせます。
追跡が必要なら特定記録や書留、事故への補償も必要なら書留の条件を確認します。
普通郵便は追跡できず、事故時の損害賠償の対象にもなりません。

受け取った証書は、どう現金に換える?

普通為替・定額小為替を受け取った人は、ゆうちょ銀行や郵便局の貯金窓口で、証書と引き換えに額面の現金を受け取ります。
住所など所定欄の記入と、記名押印または署名が必要です。
手続き案内で求められる証書・印鑑・本人確認書類を確認して持参します。

指定受取人が書かれていれば、その相手が受け取るための証書です。
本人が窓口へ行けない場合は、委任の方法を事前に確認します。
定額小為替の払渡しは、証書の委任欄へ記入する案内があります。
記入欄や必要書類は、証書と手続きの種類に合わせて窓口へ確認してください。

6か月を過ぎた・不要になった・なくした場合

両方とも有効期間は発行日から6か月です。
期限を過ぎた証書で現金を受け取るには、再発行の請求が必要です。
再交付料金は、普通為替が1枚550円、定額小為替が1枚200円と案内されています。

さらに発行日から5年間、受取人が払渡しや再発行の請求をしないと、受取人は受け取れなくなります。
「6か月の有効期間」と「長期間請求しない場合の扱い」は、別に確認する点です。
期限に気付いたら、証書を持って早めに貯金窓口へ相談します。

送る前に不要になった場合は、差出人による払戻請求を確認します。
発行時に支払った料金は返されません。
すでに相手へ送った場合は、まず相手が使用したか、現物がどこにあるかを確認します。

紛失した場合は、差出人が受領証などを使って再交付を請求する手続きがあります。
払渡しが済んでいないかの確認があり、定額小為替を紛失した場合は、有効期間内に再発行・交付をしない定めです。
受領証があればすぐ新しい証書を受け取れる、と考えず、送付期限への対応も含め窓口と提出先へ相談します。

まとめ

定額小為替は決まった額面を組み合わせ、普通為替は1枚10万円以下で必要額を指定します。
発行料金は1枚ごとなので、種類だけでなく枚数と合計費用も比べます。

まず提出先の指定を読み、必要な額面、記入方法、有効期間、送付方法をそろえます。
為替証書以外に銀行振込や現金書留が使えるかも提出先に確認し、現金そのものを郵送する場合は現金書留を使ってください。

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参考資料

情報・料金確認日:2026年10月17日。
組み合わせと合計額は、次の現行料金に基づく計算例です。